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フランスのWiFi事情
たくさんの観光客で賑わうフランスのWiFi事情について紹介する。
フランスのインターネット普及率は日本よりも若干低いが、ヨーロッパの中では高い方。特に公共スペースでのインターネット利用がしやすいことから、インターネット大国として観光客から支持を集めている。
実際、カフェやホテル、公園など、いたるところでWiFiが使える。日本で契約したWiFiルーターを持っていくと安心だが、簡単なホームページ検索などであれば無料で使えることも多いだろう。レンタルWiFiの通信容量の節約のためにも積極的に活用しよう。
フランスのWiFiスポット充実度
花の都パリでは、パリ市が提供する無料のWiFi接続サービス「Paris Wi-Fi」が市内260ヶ所ものスポットで提供されており、誰でも簡単に使える。パリ市内の公共の施設に「Paris Wi-Fi」というステッカーがあるので、チェックしてみよう。
他にもパリにはたくさんのカフェやレストランがWiFiを提供している。「Free WiFi」というマークがあれば、無料で使える印だ。
フランス のカフェやレストランでのWiFiの使い方
基本的に、難しい設定などはなく簡単に使える。パリ市内のマクドナルドとスターバックスでは、ほとんどの店舗で無料WiFiが利用できる。
- WiFiスポットを探す
WiFiのあるカフェやレストランの入口付近に「WiFi」か「Free WiFi」というステッカーが貼っていることが多いので、簡単に見つけられる。
- 接続
WiFiが使える場所に行ったら、使いたいデバイスのWiFiをオンにしよう。いくつかネットワーク候補が出てくるので、そのカフェやレストランのWiFiを選択する。 例えば、カフェの店舗名や「Free Wifi」などのネットワーク名で表示される。どのネットワークに接続すれば良いか分からない場合は、スタッフに聞いてみよう。
接続方法は、店舗によって異なるが、概ね3パターン程に分類される。
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①初回ブラウザ起動時に接続画面が表示されて、そのまま使用できる
②レシートにパスワードが記載されていて、パスワードを入力すると使用できる
※例えば、スターバックスではレシートにパスワードが記載されているため、捨てないように注意が必要だ。「Starbucks network by Orange」というネットワークを選択して、レシートに記載されているパスワードを入力するとWiFiに接続できる。
③スタッフにパスワードを教えてもらい、パスワードを入力すると使用できる
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- 初回起動
ネットワーク選択後に自動で接続画面が表示されるタイプは、最初の立ち上げたインターネットブラウザでその店の公式ホームページに移行するようになっており、パスワードの入力は必要ないケースが多い。一部、パスワードが必要な場合もあるので、その場合は定員にパスワードを教えてもらおう。
接続が完了すれば、インターネットを楽しめる。
- WiFi利用
WiFiは、利用できる時間が決まっていることがある。カフェによっては15分で自動的に接続が切れ、引き続き利用するには再接続が必要な場合がある。
制限時間になると強制的にログアウトするため、ブログや何か保存が必要な作業をする場合にはデータを消さないためにこまめに保存するようにしたい。
WiFiが利用可能な フランス のカフェやレストラン
■ファーストフード・マクドナルド
・ボブズキッチン（Bob’s Kitchen）
・ハードロックカフェ（Hard Rock Cafe Paris）
・ファイブガイズ（Five Guys）
・サブウェイ（Subway）
・バーガーキング（Burger King）
・ロイズ パブ レストラン（Roy’s Pub Restaurant）
■カフェ
・スターバックス
・カフェ クラフト（Café Craft）
・コドマ（Kodama）
・コーヒー クレープ（Coffee Crêpes）
・パリ ピクニック（Paris Picnic）
・ヌマカフェ（Numa Café）
・カフェ・デ・アール・エ・メチエ（Café des Arts et Métiers）
・レ・カフェ（Le Café）
など
■その他、パリ市内のFree Wifiだけでも、2,000件以上あるので「Free WiFi」のマークを探してみよう。
フランス の空港でのWiFiの使い方
日本便が発着するパリのシャルルドゴール空港にある「WIFI-AIRPORT」は、15分間無料で利用できる。またヨーロッパ便の多いオルリー空港にも無料WiFiが提供されている。
ここでは、日本人がよく利用するシャルルドゴール空港でのWiFi接続と利用方法について紹介する。
- 接続
空港に着いたら、お手持ちのデバイスのWiFi機能をオンにした後、ネットワーク選択画面に表示される「WIFI-AIRPORT」というネットワークを選択する。
- 起動&入力
「WIFI-AIRPORT」に接続すると、自動的に「Wi-Fi Hub One」というページに移動する。そのページで必要事項を入力すると、15分間の無料インターネットが楽しめる。ちなみにパスワードは必要ない。
- WiFi利用開始
15分以上使いたい場合や高速インターネットを利用したい場合には、有料のWiFiプランを利用しよう。
有料サービスには「WiFi Faster」と「WiFi Stronger」の2つあり、通信速度や利用可能時間などが異なる。
【WiFi Faster】
・無料WiFiより8倍高速
・€2.90/20分、€5.90/60分
【WiFi Stronger】
・無料WiFiより20倍高速
・同時に5端末まで接続可能
・€9.90/24時間
WiFi Strongerなら€9.90/24時間で使えるので、2時間以上利用する場合は€2.90/20分、€5.90/60分のWiFi Fasterと比べて、お得になる。乗り継ぎ時間が長い場合などに重宝するだろう。有料WiFiを利用する場合は、IDやパスワードの入力が必要となる。
WiFiが利用可能な フランス の空港
・シャルルドゴール空港・オルリー空港
・コート・ダジュール空港
など
フランスメトロやバス等公共交通機関でのWiFiの使い方
フランスの電車や鉄道（SNCF）などで無料WiFiが使える。観光の合間、駅構内でちょっとした調べ物ができるので、とても便利だ。
ただ、利用制限時間があるので注意が必要だ。
ここでは、SNCFで利用できる無料WiFiについて解説する。
- 接続
駅構内で『_SNCF gare-gratuit』というネットワークに接続する。ブラウザを立ち上げると、自動で接続画面が表示されるので、ページ下部にある「I accept The Terms of Use」にチェックを入れ、「LOGIN」をタップする。
その後、「CONNEXION」ボタンをタップすると、1分程度の広告動画が再生される。
- WiFi利用開始
広告動画が終わり、ページ上部にある「Votre access a Internet」をタップすると、20分間のインターネットが利用できる。
※SNCFの2,445駅中主要128駅の構内で利用可能
※駅構内の場所によって電波の強弱はあるが、待合室は安定しているので接続が弱いと感じた際は、駅構内を少し移動してみよう
WiFiが利用可能な フランス の公共交通機関
・SNCF（国鉄）・TGV（高速列車）
・ユーロスター（国際列車）
・メトロ
など
※パリのメトロが提供する無料WiFiはないものの、使っているスマートフォンのプロバイダー（Orangeなど）によってはWiFiが使える。