成田空港で借りられる海外WiFiは?レンタル方法や注意点も一挙に解説!利用する航空会社でおすすめが変わります。
成田空港では、9事業者が海外WiFi(ワイファイ)のレンタルサービスを提供しています。
【成田空港でサービスを提供している海外WiFiレンタル事業者】
・Wi-Ho!
・GLOBAL MOBILE
・AnyFone JAPAN
・jetfi
・PUPURU
・テレコムスクエア
・JAL ABC
・GLOBAL WiFi
・イモトのWiFi by XCOM GLOBAL
「どうやって申し込めばよいの?」「どこに申し込むのがおトクなの?」「回線速度や容量は大丈夫?」など、さまざまな疑問が浮かんでどこに申し込めばよいか迷ってしまいますよね。
Howtravel編集部は、9社を独自に徹底調査し、情報をまとめました。
この記事を読めば、きっとあなたにぴったりなサービスが見つかりますよ。ぜひおトクで快適な海外WiFiで旅を満喫してくださいね。
成田空港の海外WiFiレンタル事情
編集部の調査によると、成田空港では9事業者が海外WiFiのレンタルサービスを提供しています。これは、成田空港内のカウンターで、出国手続き前に機器の受け取りができる事業者の数です。
成田空港は、日本最大の国際拠点空港です。敷地が非常に広く、国内の他の空港とは事情が異なるため、WiFiレンタルサービスを申し込む際には次の項目を確認するのがおすすめですよ。
出発ターミナルとWiFi事業者カウンターの位置関係をチェック
成田空港内で海外WiFiレンタルを提供している9事業者は、それぞれに複数のカウンターを有しており、申し込みの際にどのカウンターで受け取るかを選択することになります。しかし、場合によっては「便利な場所にカウンターがない……」という可能性もあります。
成田空港は88もの航空会社の旅客便が就航しており、その敷地は非常に広大です。第1ターミナルから第3ターミナルまで存在し、電車で向かう際には、ターミナルごとに最寄駅が異なるほど、建物間の距離は離れています。
つまり、自分が利用する航空便の出発するターミナルがどこかによって、どの事業者のWiFiをレンタルすると便利かが変わってくるのです。必ず自分の利用する航空便がどのターミナルから出発するのか確認しておきましょう。
第1ターミナルと第2ターミナルには、全事業者が受け取り窓口を設けていますが、ターミナル自体がかなり大きなビルとなっているため、申し込みの際には距離感を把握しておきましょう。
特に第1ターミナルは北ウイング・中央ビル・南ウイングの3つが連結する形で、北ウイングから南ウイングの端まではかなりの距離があります。都合のよい受け取り場所があるかの確認、もしくは、多少不便でも申し込む価値があるWiFiサービスであることの確認が必須ですよ。
また、2015年にオープンしたLCC(格安航空会社)専門のターミナルビルである第3ターミナルには最低限の設備しかなく、WiFiレンタル事業者も1社2ブランドしか入居していません。
第3ターミナルから出国予定でWiFiレンタルを申し込む場合は、通過地点となる第2ターミナル(特に鉄道改札階である地下1階もしくは第3ターミナルへの連絡バスが出ている1階)に窓口を設けている事業者がおすすめですよ。
自分の利用する航空便がどのターミナルから出発するかわからない、という方は以下でチェックしてくださいね。代表的な航空会社の出発ターミナルは以下のとおりです。
※2019年5月時点。便によってはターミナルが表記と異なることがあるため、詳しくは各航空会社の情報をご確認ください。
そのほかの航空会社はこちらから確認できます。
その他の注意点
事前に申し込む
成田空港で海外WiFiレンタルサービスを利用する際は、事前に各事業者のサイトから予約し、当日空港でモバイルルーターを受け取るようにしましょう。
成田空港内のWiFiレンタル事業者のカウンターは、事業者が運営を行う自社カウンターと、業務委託で機器の受け渡しを行なっているカウンターが存在します。当日の対応が行えるのは自社カウンターを有している事業者の一部カウンターのみです。
搭乗前にカウンターを探し、在庫が残っているか確認するのは面倒ですし大きな賭けですよね。事前に申し込むことで早割が受けられる場合もあるので、できる限り早めに申し込むようにしましょう。
ほとんどの業者は、申し込みの受付をレンタルの2〜3日前を申込の期限としているため、出国1週間ほど前にはプランを決めて申し込むのがおすすめです。
出国ゲートを通る前に受け取る
受け取り場所はすべて出国審査の手前なので、必ず忘れずに受け取ってから出国するようにしましょう。
出国ゲートを過ぎてしまうと戻ることはできません。キャンセルせざるを得ない事態になってしまうので注意してくださいね。
成田空港でレンタルできる海外WiFiサービス
それでは、成田空港でレンタルできる海外WiFiサービスをすべてご紹介していきます。
それぞれに特長があり、どのような方におすすめなのかまとめているので、自分にピッタリなサービスを見つけてくださいね。
迷ったらこのWiFiを借りよう
ここでは、9事業者を徹底的に調査・比較・分析したHowtravel編集部が自信を持っておすすめできる2業者をご紹介します。
価格、通信容量、通信速度、サービスのカバー範囲、モバイルルーターのスペックなど、さまざまな観点から比較し、総合的に判断しています。迷った場合は、ぜひチェックしてみてくださいね。
Wi-Ho!
Wi-Ho!の海外Wi-Fiは、世界218の国と地域で利用することができ、うち133の国と地域では4Gでの通信が可能です。幅広いエリアで快適にインターネットを楽しめます。
また、様々なニーズに応える豊富なプランが揃っています。通信容量や行き先、用途に合わせて最適なプランを選ぶことができますよ。ユーザーも多く、安心して利用することができます。
Wi-Ho!は、成田空港で海外WiFiレンタルサービスを提供している9事業者のなかで、成田空港内にもっとも多くの受け取り・返却場所を用意しています。きっと便利なところにカウンターを見つけられますよ。
GLOBAL MOBILE
GLOBAL MOBILEの特長は、何と言っても驚くほどの安さと大容量通信です。業界最安値クラスの料金で、他社の最安値プランよりもはるかに通信容量の大きい回線を提供しています。
ハワイ・アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・イギリス・韓国・タイ・台湾・シンガポール・ベトナム・中国・香港・インド・カンボジアへの旅行、もしくはアジア周遊・世界周遊旅行に行く方は必見です。長期の利用はさらに安価になるので、「とにかくおトクに利用したい」という方にイチオシです。
成田空港には機器を受け取れる場所が2ヶ所しか設けられていないのが難点ですが、第1ターミナルと第2ターミナルの出発階にあるので、両ターミナルを利用する方は割合ラクに受け取ることができます。多少歩くことになっても文句は言えない、コストパフォーマンスの高さが自慢のサービスです。
成田空港の海外WiFiレンタル一覧
※通信速度……アメリカ本土都市部に渡航する際レンタルされる機器に基づいて判断。
※対応エリア……各事業者が回線を提供する国と地域の数、4G LTE回線の提供率から総合的に評価。
※実績……販売実績、知名度などから総合的に評価。
※サポート……深夜・早朝に機器の受け取りができるか、カスタマーサポートが充実しているかなどの観点から判断。
Wi-Ho!
Wi-Ho!は1974年創業の情報通信機器会社テレコムスクエアが展開する海外WiFiレンタルサービスです。
1日の通信容量が300MBのプランから無制限(国により1GB)のプランまで幅広く用意されており、自分にぴったりのものを選ぶことができます。ひとりでサクサク使いたい方も、グループでたっぷり使いたいという場合でも安心ですね。コストパフォーマンスも高いサービスといえますよ。
Wi-Ho!は成田空港内でレンタルできる海外WiFi事業者のなかでもっとも多くの受け取り・返却場所を設けており、7ヶ所で受け取り、6ヶ所で返却を行うことができます。WiFiレンタル事業者の少ない第3ターミナルでも受け取り・返却が行えるのもポイントです。どの航空会社を利用する際も便利にレンタルできるおすすめ事業者ですよ。
GLOBAL MOBILE
グローバルモバイルは2006年創業の海外WiFi・海外携帯電話レンタル事業会社。大容量・無制限に特化したサービスを業界最安値クラスで提供しているのが特徴です。
ハワイ・アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・イギリス・韓国・タイ・台湾・シンガポール・ベトナム・中国・香港・インド・カンボジアはそれぞれの国と地域ごとにサービスを提供しており、各地に特化しています。また、アジア周遊・世界周遊プランも提供されているので、複数の国や地域に渡航する方も利用できます。先述した国1ヶ国への旅行や、各国の都市部を中心に周遊するなら、とにかく安価で快適に利用することができますよ。また、長期の利用はさらにおトクになるので必見ですよ。
成田空港内では、第1ターミナル南ウイング4階の出発ロビーと第2ターミナル3階の出発ロビーにあるQLライナーカウンターで受け取りができます。受け取り場所が限られ、6:30〜20:30の営業なので注意が必要ですが、コストパフォーマンスは最強です。返却は郵送のため、帰国次第空港のポストに投函してしまうのがおすすめですよ。
AnyFoneJAPAN
AnyFoneJAPANは、オーストラリアに本社を持つ通信プロバイダーGSM Rentafoneが運営する日本向けサービスです。2003年にソフトバンクの前身であるヴォーダフォンと提携しAnyFoneJAPANブランドを立ち上げ、現在でもソフトバンクと提携を結んでいます。
低単価・大容量で、91ヶ国を1台のルーターでカバーするプランが魅力。1ヶ国への渡航も周遊旅行も同じ環境で4G回線を利用できます。また、中国ではアクセスブロックに引っかからない専用プラン、アメリカでは1080円という安価でデータ使用量が無制限のプランなど、便利なプランが目白押しです。最新式ルーターでバッテリー持ちがよいのも嬉しいポイントですね。
成田空港では、第1ターミナルの中央ビル1階と、第2ターミナルの地下1階および1階、計5箇所での受け取り・返却が行えます。カウンターの数はそう多くありませんが、各ターミナルの鉄道改札階や1階にあり、便利に利用することができますよ。営業時間は8:00〜21:00なので注意してくださいね。
jetfi
jetfiは、2007年創業の株式会社MAYA SYSTEMが提供する海外WiFiレンタルサービスです。
「1台で世界100ヶ国以上の国でインターネットが利用できる」と謳っており、1ヶ国への渡航でも周遊旅行でも、高スペックモバイルルーターで快適に4G回線を利用できるのが特徴です。中国でもアクセスブロックに引っかからずSNSにアクセスできるサービスも用意されており、世界中で快適に利用できるプランが提供されていますよ。WiFiルーターは、モバイルバッテリーとしても利用できるほど大容量のバッテリーを内蔵しているので電池切れの心配もありません。長期滞在にぴったりのプランも用意されていますよ。
成田空港では、第1ターミナル北ウイング・南ウイング、第2ターミナルのそれぞれの出発ロビーのQLライナーカウンターにて受け取りが可能です。6:30から最終便まで営業を行っているため、深夜・早朝の便でも安心ですね。返却は郵送となるため、帰国次第空港から発送してしまうのがおすすめですよ。
PUPURU
PUPURUは1987年創業の情報通信機器レンタルの老舗です。1台で100ヶ国以上をカバーする安価な周遊プランに絞ってサービスを提供しており、トランジット先でも気兼ねなく利用することができます。
日本・韓国・台湾ではデータ容量無制限で、そのほかの国や地域では1日500MBの通信容量が設けられており、価格は1日あたり800円。他業者の同価格帯のプランと比較するとコストパフォーマンスが高いことがわかります。長期利用の場合は別途見積もりでさらにお手頃になるようです。最新式のモバイルルーターで電池切れの心配がないのも嬉しいポイントですよね。
成田空港では、第1ターミナル北ウイング・南ウイング、第2ターミナルのそれぞれの出発ロビーのQLライナーカウンターにて受け取りが可能です。6:30から最終便まで営業を行っているため、深夜・早朝の便でも安心ですね。返却は郵送となるため、帰国次第空港から発送してしまうのがおすすめですよ。
テレコムスクエア
テレコムスクエアは、1974年創業の情報通信機器を専門に取り扱う老舗です。
世界135の国と地域で4G LTE回線を利用できるのが特徴で、周遊プランのカバー範囲が非常に手厚くなっています。周遊プラン用のモバイルルーターは通信速度が速いものが用意されているので、プライベートだけでなくビジネスでの利用にもおすすめですよ。また、事前の申し込みが必要ですが、3ヶ月以上の長期滞在向けプランも用意されているので、出張や留学で長期の渡航を予定している方はチェックしてみてくださいね。
成田空港では、第1ターミナルに5ヶ所、第2ターミナルに3ヶ所、第3ターミナルにも1ヶ所カウンターが設けられています。比較的カウンターの数が多く、どの航空会社の飛行機に乗る場合でも便利に利用することができる事業者です。
JAL ABC
JAL ABCはその名のとおりJALが提供するWiFiレンタルサービス。ヨーロッパ周遊プランを除くすべてのプランで1日のデータ使用量が無制限となっており、グループでも通信制限を気にすることなく使用することができます。
渡航者の多い国1国だけに向かうという方へはイチオシです。1ヶ国渡航プラン限定のおトクな「Web割引」を利用すると、4G LTE回線の容量無制限プランが1日あたり1000円で利用できるので必見ですよ。そのほか、「ヨーロッパ周遊タイプ」、「世界56ヶ国周遊タイプ」、「世界177カ国周遊タイプ」が提供されています。マイルやポンタポイントが貯まるのでおトクに利用できるのが嬉しいポイントですよね。
成田空港でレンタルする際には、第1ターミナル(北ウイング・南ウイング)および第2ターミナルの出発・到着各ロビーに設置されたJAL ABCカウンターで機器を受け取ります。返却の際は投函するだけの返却BOXも用意されているので便利ですよ。(返却BOXの設置時間はJAL ABCに要確認。GLOBAL WiFi
GLOBAL WiFiは、1995年創業の情報通信会社・株式会社ビジョンが提供する海外WiFiレンタルサービスです。
253の国と地域で利用することができるので、他の事業者が回線を提供していない場所へ行く場合でも利用できる可能性がありますよ。また、24時間365日、LINEやメールでのカスタマーサポートを受けてくれるので、万が一渡航先でトラブルがあった場合でも安心です。
成田空港には、Wi-Ho!に次いで多い10ヶ所の受け取り窓口を用意しています。簡単な操作で最短10秒で機器が受け取れるという「スマートロッカー」や、24時間機器を投函するだけで返却することのできる返却BOXも設置しており、受け取り・返却がスムーズなのが特徴です。韓国・中国・香港・タイへ渡航する人は専用窓口も設けられていますよ。
イモトのWiFi by XCOM GLOBAL
イモトのWiFiは1995年創業のエクスコムグローバルが提供する海外WiFiレンタルサービス。海外ロケが多いイモトアヤコさんも愛用しているというふれこみで人気を博しています。
行き先、容量、回線速度がさまざまな幅広いプランが用意されているので、自分にぴったりなプランが見つけられますよ。30日前までの申し込みで10%オフ、45日前までの申し込みで15%オフ、60日前までの申し込みで20%オフになる早割が提供されているのでぜひチェックしてくださいね。1日あたりの価格設定のほか、長期滞在向けに30日間の利用料金が3〜4割引のおトクなプランも提供されているので、留学や出張におすすめですよ。
成田空港でレンタルする際は、第1ターミナルに2ヶ所、第2ターミナルに1ヶ所受け取り場所が用意されています。返却場所は第1ターミナルに1ヶ所、第2ターミナルに2ヶ所設けられています。また、第1ターミナルの北ウイング出発ロビーと第2ターミナルの鉄道改札階では当日申し込みも受け付けているので、「申し込みを失念していた!」という場合に駆け込んでみるのもよいかもしれませんね。