スペインで使えるレンタルWiFi比較

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スペインのWiFi事情

スペインの国旗

マドリードやバルセロナなど世界的に有名な観光地が多くあるスペイン。大都市はもちろんのこと、スペイン各地で無料WiFiが使える。充実したWiFiスポットでスペイン旅行は一層楽しくなるだろう。スペイン旅行中にスマートフォンなどでインターネットを楽しみたいものだ。

スペインのWiFiスポット充実度

マドリード、バルセロナ、そしてセビリアなどの大都市であれば無料のWiFiスポットは非常に充実している。WiFiスポットによっては、通信速度が遅いことがあるが、基本的には問題にならないだろう。

スペインで最初に無料WiFiスポットを提供したのは首都「マドリード」である。図書館や観光客に人気の「マヨール広場」やショッピングセンター、カフェなどで利用可能である。

カタルーニャ地方のバルセロナでは市が提供する「Barcelona WiFi」があり、市内の公園や美術館など約1,970スポットで利用可能だ。青い看板に大きく「W」と書かれているのがこのBarcelona WiFiの目印。このスポットから室内であれば約20メートル-50メートル、外なら約100メートル-150メートルの範囲でWiFiが利用可能だ。

スペイン南部の都市セビリアには、カフェやレストランにはあるが、マドリードやバルセロナほど街中に無料WiFiスポットが提供されているわけではない。

今回は、スペインでも最も無料WiFiスポットを提供しているバルセロナのWiFi事情を主に紹介していく。

スペインのカフェやレストランでのWiFiの使い方

スペインのカフェでWiFiを満喫 観光地であるバルセロナには、カフェやレストラン、バーなど非常に多くの無料WiFiスポットがある。時間制限があったり、利用するのにパスワードが必要になるなど場所によってシステムは異なるものの、どこも接続しやすいのでトライしてみよう。
WiFiスポットを探す

WiFiスポットのあるレストランやカフェの入り口付近に「WiFi Free」または「WIFI gratis」というステッカーが貼ってあることが多いので、簡単に見つけられる。バルセロナの無料WiFiは比較的通信速度が速いので、ストレスなく使えるだろう。

接続

お手持ちのデバイスのWiFiをオンにする。WiFi選択にその店舗のWiFiが表示されるので、選択する。もしどのWiFiかわからない場合には、スタッフに聞いてみよう。カフェで一般的なのはパスワードを入力するもので、商品注文時にでもインターネットが使えるかどうか確認してみよう。スターバッックスやファーストフード店では、お店によって利用できる時間が制限されている場合がある。

WiFi利用開始

ユーザー名とパスワードなどの必要事項を入力すると、インターネットを楽しめる。

WiFiが利用可能な スペイン のカフェやレストラン

WiFiが使えるスペインのカフェやレストラン

■ファーストフード
・マクドナルド
・バーガーキング(Burger King)
・ウォック・トゥー・ウォーク(Wok to Walk)
・ザ・グッドバーガー(The Good Burger)
など

■カフェ
・ヴィーナスカフェ(Venus Cafe)
・ラ・クランデスティーナ(La Clandestina)
・スターバックス(Starbucks)
・ココ・コーヒー・コーワーキングカフェ(Coco COFFICE Coworking Cafe)
・パンズ&カンパニー(PANS&COMPANY)
など

■パブ
・スポーツバー・ランボルス(Sports Bar Rambles)
・ネバーマインド(Nevermind)
・タンデム(Tandem)

■レストラン
・ストークバー(Stoke Bar)
・ラ・ディビナ(La Divina)
・セラ(Cera 23)
・スパイス(Spice)
・キメキメ(Quimet & Quimet)
など

■もしレストランやカフェに無料WiFiのサインがなくても、スタッフに聞いてみると使えることがあるので積極的にコミュニケーションをとろう。

スペイン の空港でのWiFiの使い方

マドリードの空港
スペインの空港はWiFiが非常に充実している。スペイン本土の空港だけではなくパルマ・デ・マジョルカやカナリア諸島を含む12の空港で無料WiFiが利用可能だ。WiFiサービスの提供会社は「Eurona Telecom Wireless」で、スペインの非常に大きな通信会社である。

2つのWiFiサービスがあり、30分無料で利用できる「Free services」とより高速な有料WiFiの「Premium services」だ。

【Free services】
・30分間無料
・1人のみ利用可能
・通信速度2Mbps

【Premium services】
・€5/24時間
・1人のみ利用可能
・通信速度3Mbps-10Mbps

■ファミリーパックもあり、€9/24時間で最大4つのデバイスで接続可能だ。

ここではマドリードのアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港の無料WiFiの接続方法を具体的に紹介する。
接続

スマートフォンやパソコンのWiFi機能をオンにしたら、選択画面を開く。「Airport_Free_WiFi_AENA」が表示されるので、選択する。無料サービスを使いたい場合は、「Free service」を選択して「ACCESS」をタップ。

起動&入力

使えるようになるまでにいくつかの入力項目があるので、順番に入力していく。内容は性別や年齢など簡単なものばかりなので、心配は要らない。Eメールアドレスを入力すると広告を表示させるサイトが2つ画面に出てくるので、好きな方を選ぶ。

WiFi利用開始

サイトの広告が表示されたら、WiFiが楽しめる。無料サービスの通信速度は遅いので、重い作業や映画などをみる場合はプレミアムサービスにアップグレードするといいだろう。

WiFiが利用可能な スペイン の空港

WiFiが使えるスペインの空港
・バラハス空港
・パルマ・デ・マジョルカ空港
・マラガ空港
・ビーゴ空港
・サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港
・ラ・コルーニャ空港
・北テネリフェ空港
・南テネリフェ空港
・グラン・カナリア空港
など

スペイン メトロやバス等公共交通機関でのWiFiの使い方

スペイン国鉄Renfe
マドリードのメトロではまだサービスを開始していないが、スペイン国鉄の「renfe」という列車やほとんどの高速バスで無料WiFiが利用できる。refneは20MBまでなら無料で利用でき、高速通信のWiFiも€4で利用可能だ。

また、日本からの飛行機が着くターミナル1には、空港からカタルーニャ広場を結ぶ「Aerobus」という空港バスがある。ここでは、Aerobusの無料WiFiについて紹介する。
接続

バスに乗り、お手持ちのデバイスのWiFiをオンにする。WiFi選択画面に「Aerobus 000」(数字はバスによって異なる)が表示されるので選択。ユーザー情報の登録は不要だ。

WiFi利用開始

しばらくすると接続画面が表示され、利用規約に同意するとインターネットが利用できる。大容量ダウンロードなどは他のユーザーの迷惑になるため、利用が制限される可能性があるので注意したい。充電用のUSBコンセントがシートの上にあるので充電切れの心配もなく便利だ。

WiFiが利用可能な スペイン の公共交通機関

WiFiが使えるスペインの公共交通機関
・Aerobus(空港バス)
・renfe(国鉄)
・AVE(高速鉄道)
など

スペインで インターネットカフェを利用してインターネットを楽しむ

プリンターやスキャナを使用したい場合、インターネットカフェを利用することも可能だ。 金額はだいたい1時間€2(約300円)ほど。

■注意事項
インターネットカフェを利用する際は下記のようなことに注意して利用したい。
・利用後はブラウザやSNSのアカウントはログアウトする
・アカウントやパスワードをブラウザに記憶させない
・インターネットカフェの端末でクレジットカードを使用しない

現地のプリペイド携帯やSIM

プリペイドSIMカード

スペインでは、プリペイドタイプのSIMカードが普及しており、携帯キャリアと契約しなくでも気軽に使用できるのが魅力的。 また、チャージした金額分のみ使用出来るので、無駄がなく、使いすぎも防ぐことができる。

スペインで有名なキャリアは、Vodafone、T-Mobile、O2(E-Plus)という大手3社の他、blau、congstar、FONICなどのMVNOブランドが挙げられる。

プリペイドSIMカードのコストは、T-Mobileが1週間500MBで約€10.00、Vodafoneが1ヶ月1GBで€15.00など。

詳細は、現地の店員さんに聞く必要があるので、ハードルは若干高めだが、自分の携帯端末がSIMフリーモデルなら検討してみても良いだろう。また、基本的にプリペイドSIMは3Gとなっている(より高いLTEプランも一応ある)ので、速さにはあまり期待しないほうが良いだろう。

ポータブルWi-Fi端末

大型のショッピングモールなどでポータブルWi-Fi端末の購入が可能だ。若干値は貼るが、何よりのメリットは端末がシムフリーであること。海外に頻繁に行く人なら、このようなシムフリー端末を購入して、別の渡航先に行った際にその国のSIMを入れて使用するといったこともできる。

プリペイド携帯

現地の友人と連絡するといった場合には、電話とSMS専用の安価な携帯電話を購入してみても良いだろう。安いもので、だいたい€20ほどで購入できる。SIMフリーモデルのスマートフォン等を購入して、日本に戻ってきてからそのまま使用してみてもいいかもしれない。

ポータブルWiFiをレンタル

ビジネスなど、海外出張の際に候補となるのが、ポータブルWi-Fiだ。ポータブルWi-Fiのメリットは何と言っても場所を選ばずに使用できる点。日本の主な携帯キャリアでも、1500円/1日程度で、海外でも携帯電話が使えるようになるプランがあるが、ポータブルWi-Fiを契約したほうが安く済むだろう。

料金や利用方法について

料金は会社によって異なるが、最低価格帯で510円/日(3G回線)、970円/日(4G LTE)程度となっている。有名ドコロは、「グローバルWiFi」、「イモトのWiFi」、「Wi-Ho!」、「ユーロデータ basic」などだ。日本の主な国際空港で、端末の受取と返却ができるので、自分が利用する予定の空港で契約するのが良いだろう。

■注意事項
利用には前もって予約しておくことが必須。当日契約もできなくはないが、在庫がないなど、トラブルに見舞われかねないので極力避けたほうが無難だろう。